この記事では新NISA人気No.1のオール・カントリー(オルカン)について説明していくわん!
オール・カントリーとは何のこと?
一般的にはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)という投資信託を指すわん
オール・カントリーを運用しているのは誰?
eMAXISは三菱UFJの投資信託ブランドのことだわん
SlimはeMAXISシリーズの中でも手数料の安いネット専売ブランドのことだわん
つまり、運用しているのは三菱UFJだわん
オール・カントリーを作っているのは誰?
オール・カントリーはMSCI ACWIという指数への連動を目指すインデックスファンドだわん
MSCIは有名な米金融企業のモルガン社のことだわん
M モルガン
S スタンレー
C キャピタル
I インターナショナル
つまり作っているのは、アメリカのモルガン社だわん
ちなみに2024年1月現在、モルガン社の株の21%を三菱UFJが持っているわん
そういう意味では三菱UFJの関係会社の範囲内で指数が作られ、運用されていると言えるわん
オール・カントリーの投資対象は?
ACWIは世界各国を対象としたインデックス(指数)という意味わん
A オール
C カントリー
W ワールド
I インデックス
つまり、全世界が投資対象だわん
ACWI指数はすべての国に投資しているわけではないわん
モルガン社は世界の市場を
先進国市場と途上国市場に分けているわん
発展途上国は更に2つの市場に分類しているわん
比較的発展しているエマージング市場
比較的発展が遅れているフロンティア市場
オールカントリーに含まれるのは先進国市場とエマージング市場だわん
たとえば時価総額でAppleやMicrosoftと時価総額争いをしているサウジアラビコという企業はオール・カントリーに含まれていないわん
この企業が上場しているサウジアラビアはフロンティア市場に含まれるからだわん
2023年12月末における各国の組み込み比率はこんな感じわん
1 | アメリカ | 59.4% |
---|---|---|
2 | 日本 | 5.4% |
3 | イギリス | 3.3% |
4 | フランス | 2.7% |
5 | カナダ | 2.7% |
6 | スイス | 2.2% |
7 | ドイツ | 1.9% |
8 | オーストラリア | 1.7% |
9 | インド | 1.7% |
10 | 台湾 | 1.5% |
約6割がアメリカになるわん
6割は多く思えるけど、それだけ世界に占めるアメリカの割合が大きいということわん
上位には日本や欧州が並んでいて、成長著しいインドの名前も見えるわん
この割合は各国の株式市場の成長に合わせて変動していくことになるわん
中国企業は10位以内に入っていないわん
世界の株式市場の10%以上を占めていることを考えると、実体経済よりかなり低く比率が抑えられているわん
これは米中対立による米政府からの要請や、その他諸々のリスクが反映された結果だと思われるけど、詳細は不明だわん
中国経済が低迷したときの被害は小さく、躍進したときの恩恵も小さいと考えておくといいと思うわん
この傾向が一時的なものなのか、ずっと続くのかは、不明だわん
ACWI指数は先進国市場とエマージング市場の85%をカバーするように設定されているわん
まさに国際分散投資の代名詞がオルカンと言っても過言ではないわん
何故オール・カントリーは人気なのか?
人気が出た理由としては以下の点があげられるわん
・手数料が安い
・国際分散投資ができる
→政治動向にかかわらず、世界経済が成長すれば成長する見込みが高い
→多少であるが通貨分散もできる
・基本的に右肩上がりに成長してきてい
・三菱UFJブランドの安心感
インフルエンサーやベストセラー書籍の存在も大きいわん
・敗者のゲームにおいて国際分散投資が勧められている
・ランダムウォーカーにおいても新興国投資がパフォーマンスを高めるとされている
・山崎元というインフルエンサーが強く推していた
人気の出る要素とインフルエンサーの力が合わさって人気No1になった感じだわん
その他のオール・カントリー
ACWIに連動した投資信託は沢山あるわん
同じ三菱UFJから出ている商品では窓口販売用のeMAXIS全世界株式(オール・カントリー)とETFのMAXIS全世界株式(オール・カントリ)上場投信があるわん
野村証券や楽天証券も同じ指数に連動する商品を出していて、オルカン扱いされることもあれば、ノムカンや楽カンなどの愛称で呼ばれることもあるわん
ちなみに「オルカン」という商標は2022年1月に三菱UFJが取得しているわん
オルカンの名前を公式に使えるのは三菱UFJだけだわん